恩師からのメッセージ

【笠井ゆみ先生】開校以来ずっと・・・ 

~出会いは必然!南山小で出会えたことに感謝して~ 

2024年度の3学期、保護者の皆様に南山小学校の開校時の思いや願いをお話する機会をいただきました。当時のことを振り返ると、これまで関わった多くの方々に改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。

その時の内容の一つに「出会いは必然だと考えています。」という話をしました。私自身も南山小学校の開校に携わらせていただくにあたって、「一生のうちでこんな機会を得ることができるなんて、だれにもあることじゃない。」と、背中を押していただいた方と出会っています。

一般的に、人は一生のうちに何らかの接点をもつ人は、約30,000人といわれています。

 学校や仕事を通じて近い関係になる人は、約3,000人。

 親しく会話をする人は、約300人。

友達と呼べる人は、約30人。確率でいうと、24000万分の1

親友と呼べる人は、約3人。なんと、確率は24億分の1だそうです。もちろん生活環境等での誤差はありますが。

そう考えると、南山小学校での生活を選択してくださった皆さんと、教員として出会えたことは本当に尊い奇跡です。ですから開校以来、皆さんには、南山小学校に通うこと、卒業したことに誇りをもってほしいという思いでいましたし、「南山小の教員」として力を尽くしたいと考えていました。もちろん、失敗もしながら、多くの方に助けていただきながら。まだまだ、足りないところばかりですけれど・・・。

 「人は出会える人と出会うタイミングがある。」ということをよく聞きますが、「求める心がなければその縁は生まれない。」とも言われています。背中を押してくれる人、悲しみに寄り添ってくれる人、一緒に喜んでくれる人、いつも、笑顔を向けてくれる人、叱ってくれる人。

 横にいる人が、あなたの人生において奇跡の出会いの一人であろうということを信じ、自分らしく、なりたい自分になっていくことを願っています。

 

~こんな「出会い」もありました~

  冒頭で、保護者の方々に開校時のお話をさせていただいたとありますが、その中で、「初めて知りました。」「南山らしい、いいお話ですね。」と、多くの保護者の方がおっしゃってくださったエピソードを一つ紹介させていただきます。

・・・グラウンドのザイルクライミングがある場所に、大きなイチョウの木があります。南山小が建つ前、そこには、一軒の家がありました。南山小ができるタイミングでその家の方々は引っ越しをされると決まっていましたが、その土地も南山小の一部になるということでご挨拶に伺いました。その時、こういうご縁・出会いを忘れないようにということで、イチョウの木を残すことにしたのです。今でもイチョウの木を見ると感謝の気持ちでいっぱいになります・・・。

という内容です。南山小開校にあたっては、大きな出会い、小さな出会いが山のように溢れています。愛いっぱいの南山小学校です。